TuneBrowserが扱うタグについて
TuneBrowserは、FLACで一般的に使用されているタグ名を基本として扱います.
ファイルに格納する一般的なタグ名は, アルファベット, 数字, スペース, アンダースコアのいずれかの ASCII 文字(≒半角文字) で構成されていて,
アルファベットではじまっている必要があります.
FLAC 以外のファイル(TTA/MP3/DSDなどのID3系, あるいはMP4など)の場合、ファイルからタグ情報を読み込んだあと、
FLAC 形式に名前を変換して格納します. 変換については、
タグのマッピングを参照してください.
それ以外に、以下の特別なタグの名前が定義されています.
これらは音源ファイルに関する情報も含まれますが、音源ファイル自身には書き込まれず、TuneBrowserが独自で管理します.
- ■ 拡張タグ
-
名前は "X_" ではじまります. ファイル名、ビットレートなど、楽曲ファイルにタグとして格納されていない情報を扱います.
- ■ 動的タグ
-
名前は "_" (アンダースコア) ではじまります. 他のタグなどから動的に生成する情報を扱います.
動的タグには、さらに以下の種類があります.
- ■ 別名タグ
-
設定された複数のタグを順番に調べ、値のあるものがあれば、その値を返します.
- ■ 結合タグ
-
複数のタグをすべて結合して, ひとつのタグとして扱います. 複数タグは ";" で区切って記述します.
- ■ 複合タグ
-
複数のタグを個々に結合して, ひとつのタグとして扱います.
結合タグは単純にすべて結合するのに対して, 複合タグは個々の値のすべての組み合わせを生成します.
主にグループ化するための内部値として使用します. 複数タグは ";" で区切って記述します.
- ■ 固定文字列タグ
-
つねに固定文字列を返すタグです. 空欄にすることはできますが, スペースなど空白を示す文字は使用できません.
- ■ 組込み動的タグ
-
あらかじめ決められた方法で別のタグの値を加工して返します.
別名タグと複合タグは、事前定義されているものもありますが、
設定ツリー項目: タグの設定
でユーザが定義することもできます.
組込み動的タグは、TuneBrowser内部に処理が組み込まれており、変更することはできません.