TuneBrowser ヘルプ

概要と全体に関すること
基本的な説明
詳しい説明
その他

データベースの更新(クロール)について

TuneBrowserは, 初回の起動時に指定した (または設定
ツリー項目: 基本の設定
プロパティ: 音楽ファイルの登録に関する設定 - 音楽ファイルのフォルダ
で指定した), 複数のフォルダを監視し, 更新があれば自動的に内部のデータベースに反映します.
フォルダ階層を走査して, 対象となるファイルを探索することを「クロール(Crawl)」と呼びます. また, そのクロールを行う機能のことを「クローラ(Crawler)」と呼びます.
ここでは, 以下の項目について説明します.

ファイルの更新の検出方法

自動更新
既定の設定
ツリー項目: 基本の設定
プロパティ: 音楽ファイルの登録に関する設定 - データベースの自動更新
で自動更新は有効になっています. 自動更新は以下の2種類があります. 自動更新は登録したフォルダ
ツリー項目: 基本の設定
プロパティ: 音楽ファイルの登録に関する設定 - 音楽ファイルのフォルダ
に対して行われます.
トリガ検出
登録されたフォルダ(サブフォルダ含む)の更新を検出し, そのフォルダに対してクロールを行います. 起動中であれば, 別のソフトでタグを更新しても, 数秒程度でTuneBrowserはデータベースに反映します. ネットワークドライブの更新は検出できません.
定期実行
指定されたフォルダ以下を定期的に巡回して, 変更を検出します. 上記のトリガ検出は, ネットワークドライブなど検出できないドライブがあること, また当然TuneBrowserを起動していない間の変更は検出できないことから, この定期的なクロールで検出もれをカバーします.
定期実行には, さらに Quick scan と Ordinal scan の2種類があります.
Quick scan は, 起動後しばらくすると, フォルダをスキャンして, ファイルやフォルダのタイムスタンプを手がかりに更新を検出します. たいていの場合, これは短時間で完了します.
Ordinal scan は, 数時間おきに行います. Ordinal scan は, すべてのファイル内のタグを読み出し, データベースと照合して, 変更があれば取り込みます.
手動更新
手動更新は登録したフォルダ
ツリー項目: 基本の設定
プロパティ: 音楽ファイルの登録に関する設定 - 音楽ファイルのフォルダ
に関係なく, 任意のフォルダに対して行うことができます.
ウィンドウにドロップ
エクスプローラから, フォルダやファイルをドロップすると, 登録されていないファイルであれば, それを登録してから表示します.
手動クロール
任意のフォルダを指定して, 強制的にクロールを行います. 対象とするフォルダは, 登録されたフォルダでなくてもかまいません. 手動クロールはメニュー
メニュー
ファイル - 手動クロール
から呼び出します.
楽曲を指定しての更新
ジャケット画像または楽曲を右クリックすると, コンテキストメニューに「データの更新」という項目があります. この項目を選択すると, 選択された楽曲が属するフォルダを再クロールします.
再クロールは, 自動更新が有効
ツリー項目: 基本の設定
プロパティ: 音楽ファイルの登録に関する設定 - データベースの自動更新
になっている場合は, 待機しているクローラに指示するだけで, クロールは非同期で行われます. 自動更新が無効
ツリー項目: 基本の設定
プロパティ: 音楽ファイルの登録に関する設定 - データベースの自動更新
になっている場合は, その場で再クロールするため, ユーザ操作はしばらくブロックされます. その場合, Esc キーを押すと中断することができます.

削除について

ハードディスクからファイルが削除された場合
データベースに登録されていて, フォルダにないファイル (「ゴーストファイル」と呼びます) があった場合, TuneBrowserは既定の設定
TBSet_EraseGhostFileEntry
ではそのファイルの情報をデータベースから削除します.
また表示されているトラックを選択して, 「ファイルから切り離す」を指定すると, その項目からファイル名が抹消されますので, 実際のファイルが削除されてもデータベースからは削除されないようになります.
データベースから削除した場合
ジャケット画像または楽曲を右クリックすると, コンテキストメニューに「データベースからの削除」という項目があります. この項目を選択すると, ディスク上のファイルはそのまま, データベースの登録情報のみ削除します.
この機能は, 何らかの不都合が発生してデータベースに矛盾が生じたときの使用を想定しています. そのため, 次回のクロール時に, 引き続きディスク上にファイルが存在していた場合, 再度登録されて復活することになります.

追加/更新/削除時の表示の更新

データベースが更新されたときの, 表示の更新は以下の通りとなります.
データベースへの追加
ツリービューのノードは自動的に追加されます. アルバムビューの表示は(煩雑になるので)自動では更新されません.
データベースの更新
ツリービューのノード、アルバムビューの表示ともに自動的に更新されます.
データベースからの削除
ツリービューのノード、アルバムビューの表示ともに自動的に削除されます.

データベースのクリーンアップ

メインメニューの「ファイル」の下に, 「データベースのクリーンアップ」という項目があります. この項目は, すこし毛色が異なります. この項目を選択すると, データベースファイルの無駄な領域を削除し, データベースファイルのサイズを(可能であれば)小さくします. TuneBrowserの見た目の動作は変わりません.